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レザーマンツール Crunch のロッキングプライヤーの使用レポート 

 

 Vol.107 レザーマンツール Crunch のロッキングプライヤーの使用レポート

 

 クランチのロッキングプライヤーとしての性能をさらにレポートします。 届いたクランチを早速職場に・・・

 

   

 写真①

写真②

 エンジンウエルダーのカバーを固定している M6ボルトの頭(対辺10mm)をくわえています。この程度のボル
トは楽勝といったところでしょう。多少錆び付きはありましたが難なく回すことができました。モンキーやスパナ

と同様に使用できます。写真①

 それでは・・・・一足飛びに M12(対辺19mm)ならどうだ・・・試しにナットをくわえさせてみると、未だジョーの

開きには余裕が有ります。他のロッキングプライヤーと同様の力でロックをかけるとしっかりと握ることができ

ました。

  
   

 写真③

写真④

  気をよくして削孔機のアジャストネジをくわえて回してみました。以前スパナで締めたネジですが、緩ませる

ことができました。 全長が短いので大きなトルクはかけられませんが、メガネレンチで締めた様なものでなけ

ればこのサイズのボルトだって何とかなりそうです。写真③

 図に乗り M16(対辺24mm) のナットは・・・さすがにこれは荷が重すぎるようです。くわえる事はできるので

すがこの状態で回すことはためらわれました。 以上、同サイズのモンキーを上回るキャパシティーを持って

いることがわかります。写真④

 

   

写真⑤ 

写真⑥ 

 エンジン式エアコンプレッサーのVベルトカバーの脱着作業です。M8のボルトとナットが供回りしてしまう為、

ボルトの頭をクランチでくわえて対処しました。モンキーやスパナと違い、クランチは一度くわえたら外れること

がないので、ナットを回すことに集中できるのです。写真⑤

 エンジン式エアコンプレッサーのVベルトの張り調整です。エンジンを移動させる為の押しネジを新設しました。

そのネジをまわす作業でクランチの登場です。スパナやモンキーがあればそちらを使う場面ですが、クランチに

任せても大丈夫です。写真⑥ 

 

 

 

写真⑦

 写真⑧

写真⑨

 電動工具(ベビーサンダー)のナベプラスネジです。誰かが修理を試みた様ですが、すっかりプラス溝が崩れ、

もはやドライバーでは対処不可能。修理以前の問題です。こんな場面にもよく出くわします。写真⑦

 そんな時もクランチの出番。ナベネジの側面をしっかりくわえ、回します。クランチのギザ溝はナベネジの頭に

しっかりと食い込み、滑ることなく回すことができました。写真⑧

 ネジが折れることがなければ、ご覧の通りです。 クランチのジョーは、そのギザ模様の工夫はもちろんですが

硬度の高い材質を採用しているので、食いつきがいいようです。400系ステンレスでHRC 硬度55~59との事です
から当然といえば当然でしょう。写真⑨

 

   

写真⑩

写真⑪

 それではという事で、φ19mmの丸棒をくわえてみました。丸いワークは滑って回ってしまい、始末に負えない事

があります。クランチで少し強めにくわえたところ、しっかり固定することができました。 ちょっとしたパイプレンチ

の代役もこなせる優れものです。写真⑩

 小部品の研削加工にもクランチは活躍します。この様な場面ではワークが高温になる為、プライヤーやペンチ

でワークをくわえ作業したくなります。 しかし、それではワークが外れて飛んでくる事があり大変危険です。 クラ

ンチなら一度くわえたらそれを保持できるので安全です。写真⑪

 

   

 写真⑫

 写真⑬

 酸素アセチレンガス溶断作業です。鉄板はできるだけきれいにまっすぐに切断したいので定規を使います。

定規の固定はクランチの出番です。鉄板6mm+定規18mm=24mm は少し荷が重いものの、切断トーチを

沿わせるだけなので十分な強さで固定できています。写真⑫

 被覆アーク溶接のワーク仮固定には、 大型のロッキングプライヤーとのコンビネーションプレーで応えて

くれました。6mm鉄板の重ねスミ肉溶接です。ワークと作業台の固定は大型のロッキングプライヤーに任せ

ワーク同士の仮固定にはクランチを使用しました。文句なしです。写真⑬ 

 

 おわりに・・・
 ロッキングプライヤーは、その汎用性の高さから手工具の中でも特殊な部類に入ります。最初はとっつき

づらい一面もありますが、 これに慣れると手放せなくなり、最後は近くにないと不安になるほど良き相棒に

なります。そんな私がクランチを使用して感じたことは質の高さです。 一般的なロッキングプライヤーと比

較し、その精度の良さに気づきます。ジョーのかみ合わせが正確でハンドル等のがたつきが非常に少ない

作りになっており、作り手のプライドがひしひしと伝わってきました。
 また、剛性が非常に高く出来ています。ヒンジ等の強度も十分な検討がなされたのでしょう。 ロック時に

節度がありくわえる力の強弱を調整しやすいのが好印象でした。そして、材質の硬さにもこだわりを持って

作り込んでいるようです。ワークへの食い込みはジョーの硬度が重要で、ロッキングプライヤーの善し悪し

を左右するのですが、この点についても非常に優秀でした。
 そして、クランチには携帯性に優れ、他のツールも多数装備されているというアドバンテージが有ります。

これはユーザーにこの上ない安心感を与えてくれると思います。これらの機能美に加え、外観上の美しさ

も持ち合わせ所有する満足感をも得ることが出来るのではないでしょうか。「ポケットに一本」 まさにそんな

言葉がぴったりなツールです。
 さらに、機械や設備の保全・修理に限らず、アウトドア、ひいては災害用の非常持ち出し袋の中に、なんて

使い方もありかと・・・マルチツールに興味をお持ちの皆さん。 通常のプライヤータイプもいいと思いますが

 ロッキングプライヤータイプのクランチも慣れればそれ以上の最高の相棒になってくれますよ。

ぜひ一本いかがですか。

 

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