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Vol.6  南極の孤島からレザーマンツールレポート(フィールド研究者 渡辺伸一) 

 Vol.6  南極の孤島からレザーマンツールレポート(フィールド研究者 渡辺伸一)

 

 

 わたしは野生動物の研究を職業としています。

直接眼で見ることが難しい野生動物を野外で調査する際には、無人の観察装置や、動物の行動を計測するための装置を使います。

 そうした装置の設置やメンテナンスには、数多くの工具を必要とします。また、場合によってはキャンプ生活をしながらの調査になるため、そうした場合には、ナイフや缶切りなどキャンプ生活に必要な道具も携帯する必要があります。 

 野生動物の調査地(フィールド)は、アクセスの便が悪いことが多く、そうした場合には携帯できる荷物にも制限があります。こうした場合、レザーマンツールは、必要なすべてのツールをコンパクトに収めてあり大変重宝しています。

 写真は国内のとあるフィールドでの調査風景。
ジャケットのポケットにはいつもレザーマンツールを携帯している。 

 これまで、わたしはレザーマンの初期のモデルを15年来愛用してきました。フィールドでは、常にポケットに携帯しており、必要に応じてすぐに取り出せるようにしていました。長年の使用で、皮製のシースはぼろぼろになってしまいましたが、中のナイフにはまったく問題はありませんでした。

 長年の使用によって、表面は傷つき、ナイフのブレードは研ぎ続けた結果、若干短くなりました。しかし、使い心地は新品と変わりない、むしろ手にしっくりと馴染み、自分の研究には欠くことのできないアイテムになっていました。

 

 しかし、残念なことに、その長年愛用してきたレザーマンツールを近年、失くしてしまいました。おそらく、いくつかの調査地を訪れる際に、他の荷物に紛れてどこかへいってしまったのだと思います。

 いつも困ったときにわたしをサポートしてくれた、愛用のレザーマンツールを失ったことは大変なショックでした。しかし、レザーマンツールがなくては、安心してフィールド研究を行なうことができません。

 代わりのものを購入しようとレザーマン社のホームページを拝見したところ、15年前に購入したときとは異なり、現在は、用途に合わせてさまざまなタイプのツールが提供されていることを知りました。まったく同じものを購入するつもりでしたので、これには困りました。

 

レザーマン社から、各ツールの特長を丁寧に説明していただき、今後の研究内容に合わせて、二つのレザーマンツール(CHARGEJUICE C2)を入手することに決めました。

これらのツールの最初の活躍の場は、南極の孤島でのペンギン調査です。

南極での調査は、わたしがレザーマンツールと出会った頃からの夢でした。いつか、南極のような極限の環境で暮らす動物の研究がしてみたいという願いがありました。これは、タフなデザインのレザーマンの活躍の場としてもふさわしい場所だと思いました。

  南極の調査地へは、飛行機と船を幾度も乗り継ぎ、半月かかって到着しました。

 その間、厳しい重量制限があったため、持っていける荷物にも制限がありました。約4ヶ月間を南極で過ごす予定であったため、研究に必要な調査機材のほかにも、生活物資もかなりの重量になります。

 必要なツールをすべて揃えたレザーマンツール(CHARGE)によって、それを最小限に抑えることができました。 

 

 南極という過酷な環境では、予想していなかった事態がよく起こります。

物資の補給が限られているため、代わりのない調査機材が壊れてしまうと、そこで調査ができなくなることも考えられます。

 調査中、何度も調査機材やキャンプ道具に不具合がでたことがありましたが、そんなときはCHARGEの助けを借りました。

  調査をはじめてすぐに、観察用ビデオカメラに使っていた小型三脚の脚が折れてしまいました。

 CHARGEのプライヤー、精密ドライバー、六角レンチを使って三脚を分解し、補修することができました。

 

 

  CHARGEは、普段使用するには大きく重いように感じますが、この中に精密ドライバーや六角レンチなど多様な工具を揃えています。手のひらに収まるツールに、よくもここまでさまざまな工具が納まったものだと感心しました。

 また、大きい分、プライヤーも頑丈なつくりをしており、厚手のグローブの上からでもしっかりと握り締めることができました。

 

 フィールドで調査用具が壊れたときや、移動用のビーグルが故障した際の修理にも活躍しました。

CHARGEを携帯していなければ、基地まで工具を取りに帰らなければならず、その日は調査ができなくなってしまっていたことでしょう。

 

 また、調査地で滞在している山小屋の修理にも使用しました。山小屋を固定している鎖が強風で切れてしまったことがありましたが、その修理もCHARGEを使って行ないました。

 それ以外にも、山小屋内のベッドや食器棚、ランタン、ストーブのメンテナンスなどにも使用し、山小屋に滞在中は料理をする際にもCHARGEのシャープなナイフは大変役に立ちました。

 

 大変重宝していたこのCHARGEですが、わたしとしてはひとつだけ残念なことがあります。それは、フィールドでの長い一日の疲れを癒してくれるワインボトルを開けることができないということです。

 そこで、南極へは小型でワインオープナーのついたJUICEも一緒にもって行きました。

 このJUICEは、小型でありながらワインオープナーのほかにナイフや缶切り、栓抜きがついているので、普段使いのツールとしては大変重宝しました。基地や山小屋など屋内にいるときなどは、これを常にポケットに携帯して生活していました。

 4ヶ月に渡る南極での調査も無事に終了することができましたが、それは2本のレザーマンツールナイフのおかげといっても過言でないでしょう。

 

 これからも、世界中のフィールドへ、南極での生活を共にしたレザーマンツールを持参していきたいと思っています。


 
 

 

(Vol.6 おしまい)

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