モニターレポート

  1. 震災地でのボランティア活動のレポート2

震災地でのボランティア活動のレポート2

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SUPPORT THE UNDERGROUND

私たちのボランティアチーム、 『 サポート・ザ・アンダーグラウンド 』 は震災直後から、陸前高田市広田町、気仙沼市、石巻市での「ガレキ撤去」「支援物資搬送」など様々な活動をしてきました。

今回のボランティア活動は気仙沼市にある、「小伊勢浜」という海水浴場のガレキ撤去。
津波で海に流されたものが、 時間の経過とともに、 この小伊勢浜に再び流れ着く。
重機の入らない場所。
ひとつ一つ人力で拾い集めていく。
気の遠くなる作業だが、そこには大切な何かが残っているかも知れない。
その帰りを待ち望んでいる人たちがいる限り、元の居場所に帰してあげたい。
そんな想いで、今回の活動はスタートした。

ボランティアセンターでミーティング後、受付を済ませ、 お揃いのビブスを身に袖を通し、「小伊勢浜」に移動。
今回も遠くは和歌山県、愛知県、群馬県、山梨県など様々な場所から、約60名ほど集まって来た。
幸いこの日は天気も良く、抜ける様な青空と、どこまでもつづく青い海を見ながらの作業となった。

基礎だけが残る住宅の跡地。元は砂浜だったが、地盤沈下のため砂浜は消滅してしまっている。

流木や金属、プラスチックと選別し、集めていく。どこまでも続くゴミ、ゴミ、ゴミ。

時にはこんな大木も…
綱引きのごとく全員で引っ張ります。

ヘトヘトになります…

今回は漁網や船舶用のロープのなどが多く散乱しており、それらが複雑に絡まったりしていて撤去するのに骨が折れた。
そこで『Sidekick』を使用し、ナイフやノコでロープや漁網を切断。
ボランティアセンターでは鉈やノコギリは用意していたものの、『Sidekick』を常に持ち歩いているため、使いたい時に使える。
と、いうところでは非常に役に立った。

ステンレスの細い棒や針金などを引き抜くときに使用。

複雑に絡まった漁網やロープを切断。

また、自分の他にも、レザーマンのツールを持ち歩いているメンバーも数名いて、そこかしこで、このような状況が見受けられた。
このようなボランティア活動には必要不可欠なツールといえるのではないだろうか!
次回は6月末のボランティア活動を報告します。