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モニターレポート

  1. 林業の現場で

林業の現場で

私は森林組合に所属し、日々山仕事をしています。レザーマンツールは、趣味としているオフロード競技で携帯工具として使用している人がいた為、興味を覚えました。

私のしているバイク競技はラリー・エンデューロと呼ばれる、長距離の野山を走りぬけるもので、常にマシントラブルは自分で対処する為、工具を携帯して走ることになります。
ですので、 信頼性はもとより利便性・コンパクトさもすぐれたツールが必要とされていました。
今は昔ほど競技に出ることは無くなってきたのですが、 チェンソー等を携帯して山深く入っていくこの仕事にも通ずる部分でもあります。
今回は SUPER TOOL 300 を毎日の現場作業に携帯していくことになりました。

腰袋に取り付けてみました。
チェンソー用やすり、燃料、オイル、鉈、ログメジャー、子鳶等を携帯する為の腰袋です。
脱着しやすいように、ケースにカラビナではめています。
取り出しやすいですね。

山は悲しいことですが、意外に汚れています。
不法投棄されたゴミ、空き缶、ワイヤーやビニールテープ等など。
作業者にとって結構厄介なのは、 このワイヤーやビニールテープでチェンソーや草刈り機に絡みついたりする事です。
そんな時SUPERTOOL300は役に立ちます。
プライヤーは剛性があり、スプロケットにしつこく絡みついたテープを無理矢理捻り取ってくれました(テープも絡みつくと結構強力なのです)。
以前はチェンソー用のプラグレンチを突っ込んでチマチマ時間をかけてとったりしていたのですが、これは頼りになります。

この日は植林の作業で、苗木袋に桧の苗木を入れて植え付けながらの作業でした。
ところが、同僚の苗木袋の背負いベルトの付け根が重さに負けてほつれてしまいました。
同僚は欲張りすぎて苗木をわんさか詰め込みすぎたようです(笑)

べルト補修用にリベットを携帯していましたので、早速SUPERTOOL300のキリを取り出して、キリキリと、、、使えます!
この後、リベットで補強しなおしました。

チェンソーは、毎日ハードに使いますので、現場で不調になることもあります。
このチェンソーはゴミは詰まったのかダイヤフラムが不調なのか?使用していてエンジンが息つきをする症状が出て作業になりません。
おそらくキャブレタートラブル臭いので、昼休みにせっせとキャブ分解してみます。

チェーンソーのキャブ周りはバイクと比べて小さくまとめられて詰め込まれているので、ニードルノーズプライヤーがすごく役に立ちました!
フュエルホース、スロットルワイヤー等細かい分解には痒いところに手が届くって感じです。
使用感もかっちりしていて好感がもてます。
本体のばらしはプラスドライバーを用います。カキッと回り安心。
プラスは、下手をするとボルトがナメて潰れ易いのですが、これはしっかりしているので、思い切って回せました。
SUPERTOOL300だけでキャブレター分解の作業は全部できました。
これだけのものがコンパクトにまとめられて手元におけるというのは素晴らしいです。

鹿被害防止柵の作業でも使用しました。
トライアルバイクに乗り、背負子で資材を背負って荷揚げ。
ロープを鹿防止ネットに通し、ネットを伸ばして地面に打ち込んだ支柱にワイヤーで固定。
同僚達は、ノコギリ、鉈、プライヤー、ニッパー等を携帯して作業していますが、私は SUPER TOOL 300 1本でOKです。
直刃ナイフで資材を分解。 波刃ナイフでロープの切断。 ワイヤーカッターとプライヤーで固定作業。
この鹿柵の紐は、針金とナイロンの混合で編まれたもので、グニャとしてなかなか切りずらいのですが、 このワイヤーカッターはパッツンパッツン切れました。
今まで安物のマルチツールしか使ったことの無い私は感動ものです。
ただ、被膜剥き用の部分が根元にあるため、ガッツリ切る為のスイートスポットがやや狭めなので、狙いを定めて切らねばなりません。
個人的には、もう少し刃渡りが長くてもいいかも?

ロープもバンバン切ったり編んだりするので、波刃ナイフ大活躍!さすがにノコギリは可愛らしいものなので、 林業の現場でいつも使うというワケにはいきませんが、エマージェンシ—には十分使えるでしょう。同僚達も興味津津に見ています。

ケースですが、ボトムに穴が空いているので、プライヤー状態でつっこんで収められるので重宝しています。
この状態だとケースの蓋は閉められるようになっています。
かなりグーです。
プライヤー状態で作業が続く場合が多い時はこの状態で行動するのが良いでしょう。
一度蓋を閉め忘れてそのまま歩き回り、本体を落としてしまいヒヤットとしました。
無事見つかりましたが、、、(汗)
大事なツールですので忘れずに蓋をしましょう。

樹上作業用のハーネスにも取り付けてみました。
明日は、樹上で特殊伐採作業なのですが、当然この子も連れていくつもりです。